三重県文化会館 小ホール
高校生¥1,500 演劇教室¥750
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夏のある日、一人の男の元に、ここでクダンを飼っていたという男が現れる。 二人の謎めいた過去を巡り、物語は捩れ、迷走し、 《夏》のイメージを明滅させながら分裂と増殖を繰り返す。 半人半獣の怪物「件(くだん)」伝説に想を得、 天野天街が初の二人芝居として書き下ろして『くだんの件』。
アジア演劇界に衝撃を与えた傑作が、この秋、ついに復活!
《くだんの事》
「件」と書いて「くだん」と読む。「件の如し」などと言う時の、あの「くだん」である。「くだん」とは元来「くだり」の訛ったものであるが、中国地方の山間部に伝わる話では、クダンとは身体が牛、頭が人で、牛から産まれる。出生の直後に戦争や飢餓等に関する予言を残して、間もなく死ぬ。そしてその予言は的中すると信じられている。太平洋戦争末期にもクダンが現れ、戦争の終結が近いことを告げたと言う。クダンに取材した文学作品としては、内田百聞『件』、小松左京『くだんのはは』がある。
[作・演出]
天野天街
[出演]
小熊ヒデジ寺十吾
[日程]
11/5(土)14:0011/5(土)19:00
11/6(日)14:00
[会場]
三重県文化会館 小ホール[料金]
一般 前売3,000円(当日3,500円)25歳以下 前売2,000円(当日2,500円)
高校生以下 前売・当日共1,500円